日大藤沢 vs 横浜創英

 後半に入り、立ち上がりこそ一進一退の展開だったが、10分過ぎから横浜創英が攻勢を強める。13分、後半開始から出場したFW9古垣太樹(3年)がゴール前、鋭いシュートを放てば、16分、MF10小川秀太(3年)が、また20分には右サイドからの突破から最後はMF8尾毛駿介(3年)が強烈なミドルシュートを放つなど、押し込んでいく。

 迫る横浜創英。あと一息で同点に追いつくところまでいったが、そう簡単ではなかった。後半31分、日大藤沢のコーナーキックの際、横浜創英の選手がペナルティエリア内でファールを犯し、PKの判定となった。キッカーMF7宮澤が冷静に右に蹴りこみ、日大藤沢が追加点。後半ここまで、ほとんどチャンスがなかった日大藤沢に貴重な得点となった。

 一矢報いたい横浜創英は終了間際の40分、セットプレーの折り返しをゴール中央、FW11川上が決定機を作ったが枠外とわずかに及ばず、そのまま試合終了。日大藤沢が2-0で横浜創英を退けた。

 準決勝、決勝と2日連続での試合に伴うコンディション。そして関東大会出場を決めたことでのモチベーショを踏まえると難しい決勝戦だったかもしれない。

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▽令和6年度関東高校サッカー大会神奈川予選
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