東京朝鮮中高級学校 vs 本郷
実は延長後半にむけたハーフタイムの際、本郷ベンチでは選手に「CKを取っていこう」と指示が出た。考えられる狙いはふたつ。相手陣内深く攻めようと、選手たちの気持ちを攻撃に向かわせること。もうひとつはCKのときには、188センチの長身FW堀河に合わせる狙いがあったと考えられる。その最初のチャンスが本郷2点目のシーンとなった。ベンチからの「堀河、頼むぞ」の声。これに応えるようにチームの期待を乗せたヘディングが決まったといえる。
試合は2-2のまま、決着つかずに、PK戦へ。両チーム、1人目を決め、迎えた2人目。東京朝鮮が外した一方、本郷がきっちりと決め、一歩リード。双方、3人目以降、全員が決め、試合終了。本郷がPK戦を5-4で制し2回戦進出を決めた。
(文・写真=佐藤亮太)
▽令和6年度関東高校サッカー大会東京予選
令和6年度関東高校サッカー大会東京予選