常に攻撃を意識した守備を徹底させ、浸透しているなによりの証拠。「サブの選手を含め、誰がピッチに入っても同じようにポジショニングを意識し、良い距離感でボールを動かすことができます」と胸を張るのもうなずける。ただ一方で、1点しか取れなかったのは今後の課題。遠藤監督は「(東海大)高輪台さんも守備が堅いチームですが、うちの良さは攻撃。もっといろんな選手が絡んで、相手が怖がるエリアに進入できれば、もっとチャンスを作れたと思いますが、良さは出せました」と及第点を与えた。

 またハーフタイムでは「攻撃では落ち着いて我慢すること。守備では引かない。チャレンジ&カバーをしっかり」と全うした結果の勝利に弾みがついたはずだ。なお勝った多摩大目黒は27日に大成と対戦する。

(文・写真=佐藤亮太)

▽令和6年度関東高校サッカー大会東京予選
令和6年度関東高校サッカー大会東京予選