聖和学園 vs 浦和レッドダイヤモンズユース

 ドリブル自慢が勢ぞろいする聖和学園は、ボランチの天野浬玖(3年)が中列後方から雨のピッチにもかかわらず、自在にボールを操作して駆け上がった。17分、FW布施唯斗(2年)が右から強烈なシュートを打ったが、相手GKのパンチングに弾かれ得点できず、前半は0-1とリードされて折り返した。

 小康状態だった雨も後半途中から豪雨に変わり、聖和学園は持ち前のドリブルを前面に押し出しての攻撃ができなくなった。

 浦和ユースも24分にFW相賀天晴(3年)が左足で惜しいループシュートを放ったくらいで、互いに大きな得点チャンスをつくれず、1-0で終了した。

 浦和ユースは今季、現役時代は浦和ひと筋で活躍したレジェンドの平川忠亮氏がコーチから監督に昇格。2021年以来のプレミアリーグEAST復帰を目指し、本楽的なシーズン到来に備えた。

 2月初旬に全選手、全スタッフがそろっての練習を開始。3月11~19日まではドイツに遠征し、フランクフルトU-19やSCユニオン・ネッテタールなどと練習試合を3つこなした。平川新監督は「去年悔しい思いをしたので、今季はその借りを返す新たなチャレンジになります」と述べる。

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▽第43回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
第43回浦和カップ高校サッカーフェスティバル