聖和学園 vs 浦和レッドダイヤモンズユース
昨季はプリンスリーグ関東1部で2位となり、プレミアリーグ・プレーオフに臨んだ。1回戦は徳島ヴォルティスユースにPK戦で勝ったが、代表決定戦で帝京長岡(新潟)に1-2と惜敗した。
ポゼッションだけにこだわらず、守備の背後を取れると思えば長いボールも使うし、とにかく主導権を握る時間を長くすることに重心を置く。「切り替えの早さも大事だし、カウンターとプレス、強度と質のところで勝負したい」とチームづくりの哲学を披露し、「ハイプレスと言うより、ミドルレンジくらいから重圧を掛けて相手のバックパスにも襲い掛かりたいですね」と述べた。
クラブの内舘秀樹アカデミーダイレクターは、同行したドイツ遠征について「個人とチームの強化に加え、世界と異文化を知ることが監督の掲げたテーマでした。クラブチームの施設で寝泊まりした期間もあり、いつもとは違う食事や洗濯などいろんな経験をしたことも大きかったと思います」と語る。
浦和ユースのプリンスリーグ関東1部開幕戦は4月6日、浦和駒場スタジアムでの桐蔭学園(神奈川)戦だ。平川監督は「まだレギュラーは決まっておらず、し烈な競争をしているんですよ。楽しみですね。1試合1試合、ワンプレーワンプレーにこだわり、12月には笑いたいですね」とプレミア復帰に思いをはせた。
(文・写真=河野正)
▽第43回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
第43回浦和カップ高校サッカーフェスティバル