今大会ではいくつかの収穫があったそうだが、平川監督が真っ先に挙げたのが2年生の大型FW小鷹凛太朗の復調だという。

 昨年6月の練習試合で左脚の脛(けい)骨と腓(ひ)骨を骨折。練習参加まで半年、試合復帰までに7カ月要し、シーズンを棒に振ってしまったのだ。

 小鷹は「去年は辛かったし、チームの役に立てず申し訳なかった」と話し、「コンディションはまだ50パーセントくらいなので、もっと練習と試合を重ねてゲーム感覚を取り戻したいですね」と展望。186センチの長身だが「実はヘディングはあまり得意じゃないんです」と苦笑いし、「キープ力とボールをもらってから起点になるプレーが自分の持ち味です」と説明した。

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▽第43回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
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