ジュニアからジュニアユース、ユースと小学生から浦和のアカデミーで育った。今大会のプログラムの表紙を飾った期待のFWは、「今年は必ずプレミアリーグに昇格したい。これがチームの最大の目標です」と昨季の悔しさをピッチで晴らす覚悟を示した。

 日大明誠は昨年のインターハイと全国高校選手権予選でいずれも8強入り。帝京第三と山梨学院という強力なライバルに敗れ、今年の新人大会も準決勝で山梨学院に屈した。

 就任8年目の後藤聡志監督は3位決定戦を振り返り、「6試合目で一番悪い試合をしてしまいました。レッズさんとは個の部分で力の差を感じました」と残念がった。

 それでも成果はたくさんあったそうで「4月2日が県リーグ登録メンバーの締め切り日ですが、選手とチームの力を確認できたし、駒場スタジアムでしかもレッズさんとやれたのは、貴重な経験になりました。また頑張って何とか全国大会を目指したい」と述べ、第98回大会以来5年ぶり2度目となる全国高校選手権出場を遠望した。   

(文・写真=河野正)

▽第43回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
第43回浦和カップ高校サッカーフェスティバル