29分には森の左足シュートがGKを襲い、外れはしたが33分に原が右CKからヘディングで狙った一撃も惜しかった。

 昨年のインターハイ予選ベスト16の国際学院は、前半6分にFW鈴木簾(3年)の右足シュートがバーを直撃。相手守備陣を慌てさせたが、前半の決定的なチャンスはこの1本だけだった。

 前半を2-0で折り返すと、武蔵越生は後半の序盤にも2点を追加。これで勝敗の大勢は決した。

 まず2分、森の縦パスから持ち上がった髙橋が左足で中距離砲を決めると、10分には2アシストと活躍していた森が、けがから復帰した左SB丸山来真(3年)の左クロスをダイレクトで右隅に蹴り込んだ。高橋は25分、MF中島修斗(2年)の右クロスを合わせたが、GKに好捕されてハットトリックを逃した。

 国際学院は後半、前線を手厚くして反撃を狙ったが、ピッチ状態にも苦しみ敵の守りを切り裂く展開にまで持ち込めなかった。昨季からのレギュラーであるFW松﨑隆弥(3年)が、19分に鋭い弾道のシュートを放ったが、GKにパンチングで防がれ得点できなかった。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
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