こんなあんばいだったが、ともかく一発勝負は勝利優先だけに安どの色もにじませた。

 SBながら、川越東との初戦の2回戦に続いて2試合連続ゴールをものにしたのが美島だ。初戦は右CKをニアポストに左足で直接決めたそうで、「キックには自信があります」と言ったが、「今日は2試合目なのに緊張してしまった。後半はたくさん走ってリズムを取り戻しました。80点の出来です」と自己採点する。

 同じく2戦連発の森田が「次も勝てるようにゴールを取りたい」と言えば、坂本は「明日は西武台が相手なので、競り合いと運動量とセットプレーを生かして勝ちたい」と5大会ぶりインターハイ出場への第一関門へ、意気込みを示した。              

       

(文・写真=河野正)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選