攻勢の時間帯に先制できなかったが、33分に先取点を奪う。FW岸本空(3年)が寺尾からの縦パスを横にはたくと、左MF森田敬太(2年)がこのボールを右隅に蹴り込んだ。

 前半を1-0で折り返した駒澤大学高等学校は後半、絶好の時間に追加点を挙げた。4分、内田の蹴った右CKがゴール前で混戦となった後、寺尾が折り返しのボールを半身の状態から巧みに決めた。

 3点目も抜け目なくインターバル直後にものにしている。飲水が終わった30秒後の22分、後半14分から出場していたFW富田澪(3年)が、ドリブルで持ち込んでGKとの1対1を確実に仕留めた。富田はアディショナルタイムにも連続ゴールを奪って勝利に貢献している。

 暁星高等学校は前半16分、左MF川迫悠真(2年)が強烈なシュートを放ったが、惜しくも左に外れた。後半はつなぎのパスでミスを重ね、効果的な2次攻撃と崩しの形にまで持ち込めなかった。相手の厳しい当たりにも手を焼き、ほとんど攻めに形をつくれずに完敗した。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選