それでも失点せず、耐えられたのは海老根監督が「最終的にゴール前でなんとか守り抜けました」と指摘したように、ここ一番での守備の堅さ。GK1 髙橋謙心(3年)、DF3 石田悠太郎(3年)、DF5丸山修史(3年)を中心とした守備陣の頑張りがあったからだ。

 結果、実践学園の猛攻をしのいだ日大豊山だが、海老根監督は「理想はもう少しボールを握りたかったです。実践学園さんのタフさ、技術の高さに対して、もう少しこちらがレベルアップしないと、1試合通じてやりあえる試合ができないといけない」と課題と反省を口にした。

 なお、日大豊山は6月15日、準決勝で帝京と対戦する。

(文=佐藤亮太 写真=矢島公彦)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選