先制点を決めた國學院久我山FW19加藤瑛汰(写真=矢島公彦)

 後半開始の序盤こそ多摩大目黒に押し込まれ、ロングスローやCKからチャンスを作られた國學院久我山だったが、時間がたつにつれて縦への意識が高まり、攻撃のテンポを上げて押し返していく。すると68分、國學院久我山はグランダーのクロスにFW19加藤瑛汰(2年)がニアで合わせてゴールネットを揺らした。さらに75分には、FW19加藤がエリア内で倒されPKを獲得すると自らキッカーを務めてシュートを突き刺した。直後の77分、MF8高橋寛生(3年)にミドルシュートを決められ1点差に迫られた國學院久我山だったが、以降は得点を許さず2-1で勝利し準々決勝を突破した。

 試合後、國學院久我山の李済華(リ.ジェファ)監督は「前半は少し硬さや怖さがあった。ただ、後半からは選手たちがゲームをコントロールしようと話していたり、ボールを蹴りたくなるところを勇気を持って繋いでいた」と選手の自主性を評価していた。

(文=田原豊 写真=矢島公彦)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
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