日大明誠、古豪・韮崎との競り合いを1-0で制し21大会ぶり4度目の関東大会へ

歓喜の日大明誠

 令和6年度関東高校サッカー大会山梨予選は5月8日、昭和町の押原公園で準決勝2試合が行われ、日大明誠東海大甲府が勝って本大会(5月25~27日・千葉県)の出場権を獲得した。両校は5月10日の決勝(10時・JITリサイクルインクスタジアム)で対戦する。

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 日大明誠は古豪・韮崎との競り合いを1-0で制し、2002年以来21大会ぶり4度目の関東大会出場を決めた。

 2月の新人大会を制し、4連覇を狙った山梨学院を準々決勝で下して勢いづく日大明誠は、5バックの守備的な陣形で相手に点をやらない戦略で臨んだ。韮崎の外からのスピーディーな攻めに対しては、皆川瑛太と横井陽斗(ともに2年)の両ウイングバックが粘り強く応対し、背後を取らせなかった。

韮崎 vs 日大明誠

 新人大会準優勝で5大会ぶりの優勝を目指す韮崎は、ボランチの深井颯(3年)を経由して縦とサイドへの展開から、阿部将(3年)と一志佑大(2年)の2トップがゴールを狙った。右SB青木佑馬(3年)は昨季からの主力らしく右サイドを旺盛に駆け上がり、ロングスローでも相手に脅威を与えた。

 MF國延柊庵(3年)が卓越した技術と軽やかなドリブルで仕掛ける日大明誠は前半12分、横井の左クロスをボランチ本橋和馬(2年)が右足で合わせたが、DFのブロックに遭って先制機を逃す。36分には、主将のDF戸田琉生(3年)の右ロングスローがこぼれ球となり、ボランチ野宮輝(3年)が素早く回収してシュートしたが、これはGK長田崇志(3年)に防御された。

 県ユースリーグ1部で開幕から3連勝中の韮崎は前半23分、阿部がゴール前の絶好の位置から左足で打ったが、弾道に力がなかった。深井が32分に約22メートルのFKを直接狙ったものの、惜しくもバーの上を通過していった。

 前半の攻防はほぼ互角の内容となり、0-0で折り返した。

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▽令和6年度関東高校サッカー大会山梨予選
令和6年度関東高校サッカー大会山梨予選