霞ヶ浦 vs 横浜創英

 「PKのキッカーや順番は自分たちで話し合って決めました。自信がある選手が自己申告したという感じです。ボールを持つ時間が長かったけれど、CKから先制されてしまったり、PK戦にまでももつれ込んだり、難しい試合になりました。でも、気持ちを切らさず、最後まで戦うことができたので、そこはよかったと思います」(川上)

 0-0のまま推移した試合は延長前半3分、ついに均衡が破られる。霞ヶ浦のエース、FW9吉沢友慶(3年)が右CKのチャンスを生かし、ねじ込んだ。だが、その喜びも束の間だった。

 延長前半9分、横浜創英が振り出しに戻す。殊勲者はこの日、スタメン起用された1年生のMF24塩澤示月だ。左利きのDF2岡本ナオ(3年)からリリースされた左CKのボールのこぼれ球に鋭く反応した。

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▽令和6年度関東高校サッカー大会
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