元石川 vs 百合丘

 勢いに乗った元石川は24分にもFW10佐瀬崚太がGKと1対1の局面を作るがシュートはポストの右を掠めてしまう。佐瀬は26分にも相手エリアでボールを奪いシュートに持ち込むが追加点には至らず。

 反撃に出たい百合丘だったが、シュートがことごとくGKの正面をつき、なかなか試合を振り出しに戻すことができない。

 ハーフタイム、大泉拓監督に「慌てなくていい。自分たちがやれること、出来ることをキッチリやれば勝てる」と鼓舞されピッチに送り出された百合丘イレブン。その言葉がいきなり鮮やかな形で実を結ぶ。

 39分、近藤の右からのクロスに久々津が「元からヘディングは得意なんです。でも無理だなと思ったら勝手に身体が動きました」と練習でも経験のない鮮やかなオーバーヘッドシュートを決め同点に。

 これで勢いのついた百合丘は44分、左からのFKをDF3登恒樹がヘディングで合わせ、わずか5分間で逆転に成功する。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
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