リードを許してしまった元石川も MF6小高陽斗、MF8福丸晴らが果敢にゴールを狙うが、百合丘も集中した守備を見せ、このままリードを守り抜き3回戦進出を決めた。
試合後、大泉監督は「先に取られてしまい選手も私自身も少し焦りがあった。ただ70分終わった中で勝って帰ろうと話した。選手たちが落ち着いて応えてくれた」と選手たちを労った。
また、得点こそなかったが、攻撃の核として奮闘した加山は「もっとシュートまで行けたら良かった」と悔やみながらも「次の対戦相手(湘南)には3月までチームを育てた元監督がいる。その元監督に自分たちがどんなに脅威か見せつけたい」と次戦での活躍を誓った。
惜しくも敗れてしまった元石川だったが、リードを許した後も集中力を切らさず、コンパクトに繋ぎながら何度もゴールに迫ったその攻撃力は魅力的だった。
(文・写真=西山和広)
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選