しぶとくパスをつないだ向上がポゼッション率を高め、ゲームの主導権を掌握。敵陣に押し込む時間帯が長くなると、CKに加えてロングスローなどセットプレーでも相手に脅威を与えた。

 対するサレジオ学院は守備で耐えると、カウンターで反撃。前半33分にはFW10入倉快斗(3年)が鋭い仕掛けからシュートを放ち、同アディショナルタイムには速攻からFW鈴木がチャンスを掴む。しかし、どちらも決めきれなかった。

 ピンチを凌いだ向上は前半終了間際、華麗なコンビネーションで相手の守備網を切り崩し、右サイドでボールを受けたMF8河合大地(2年)が右足を一閃。強烈なシュートを逆サイドネットに決め、貴重な先制ゴールを奪った。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選