向上 vs サレジオ学院(写真=志水麗鑑)
前半終了間際に先制点奪取という最高の流れで後半を迎えた向上は、引き続きパスをつないでゲームを支配。リードを奪ったことで攻め急ぎすぎることもなく、安定感ある試合運びを見せた。
攻撃を組み立てるにあたり最前線で起点を作ったのは長身のFW13小嶋元喜(2年)。正確なポストプレーで味方を生かし、向上優勢の展開ではチームの軸となっていた。
一方のサレジオ学院は攻撃の勢いこそ前半より落ちたが、劣勢の展開でも守備ではよく耐えた。GK1田畑陽大(2年)の指示はよく響き渡り、局面でのチャレンジ&カバーは徹底されていた。
向上は追加点こそ奪えなったが、テクニックに優れるMF7鈴木翔大(3年)がサイドを打開するなど個々のクオリティは高かった。またチームとしては選手間のコミュニケーションが活発で、ゲームの流れを感じ取る力が光っていた。
盤石のゲーム内容で向上がサレジオ学院に1-0で勝利。1次予選のブロック決勝に進出した。
(文・写真=志水麗鑑)
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選