また執拗な守備でゼロに抑えたDF4石井龍翔(2年)は「相手のセンターバックが前線にロングボールを入れてくるので、まず蹴らせないこと。そして蹴らせても自由にさせないようにしました」と振り返った。今回の完封勝利はいまの東海大相模にとって、大きな自信につながるはずだ。
東海大相模は今シーズン、高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ2024神奈川K1(神奈川県1部)で5戦5敗。10チーム中、最下位にいる。しかし、今大会に入って復調。初戦となった2回戦・星槎国際湘南に5-0。続く3回戦、光明学園相模原戦で2-1、そして準々決勝、横浜創英に1‐0と安定した戦いができている。
FW11辻は「攻撃だけでは大一番に勝てないので、ことしは攻守の切り替え、球際を意識してやってきました。はじめのころはうまくいかず、リーグ戦では失点が多く、勝てる試合を落としました。でも、これまで信じてやってきたことを出しきろうとした結果のきょうの勝利。失点ゼロでよかったです」と顔をほころばせるとともに「(横浜創英には)リーグ開幕戦で負けているので勝ちたかったです」とリベンジ達成を喜んだ。
良い守備から良い攻撃へ。新たな成長期を迎えようとする東海大相模は15日、相模原弥栄と対戦する。
(文・写真=佐藤亮太)
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選