後半に入っても前半同様に両者とも 高い集中力を見せ、一進一退の攻防が続く。48分、青森山田はMF8別府育真(3年)のクロスに川口が頭で合わせるが、ゴールを捉えることができない。野辺地西も50分にCKの跳ね返りを成田がミドルシュートを放つも、ゴール上。成田は54分にも中央でボール奪取するとそのままドリブル突破からシュートを打つがゴールならず。

 そして迎えた60分についに均衡が破れる。青森山田は、右サイドで別府からDF2中島斗武(3年)と繋ぎ中央への低いクロスを入れると川口が右足で合わせて先制。1点を先取した青森山田は残り時間をうまく進め、最後まで相手の反撃を許さなかった。両者激しい試合となったが、最後は青森山田がまさに「1本中の1本」を決めて大会24連覇を達成し全国切符を手にした。

(文・写真=古部亮)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選