惜しくも敗れた松商学園イレブン

 前半は松商学園が6本に対して長野日大は2本のシュートのみ。長野日大は押し込まれる展開だったが、ハーフタイムに東浩史監督が「絶対に大丈夫。相手も後半は強度は落ちるしボールを握れる時間ができてくるから、崩しの部分でいつも通りやろう」と選手たちを鼓舞すると、前半とは一転、長野日大が松商学園を押し込んでいく。すると65分、相手陣内でのスローインを獲得すると、ロングスローから混戦となり最後はFW11岡村陽来が押し込み、試合を振り出しに戻す。以降は両者とも得点を奪えず10分ハーフの延長戦に。

 延長に入っても後半の勢いそのままのに長野日大がチャンスメイクしていく。すると4分、MF7向所咲人が右サイドからPA内にドリブルで侵入。中に切り返し、左足を振り抜きゴールに叩き込み逆転に成功する。さらにその2分後には、FW14笹沢廉が右足でミドルシュートを突き刺す勝負を決定づけた。

 一気に逆転された松商学園は、前線に選手を投入しゴールを狙うもゴールをこじ開けられず、3-1で長野日大が逆転勝ちを収め準決勝進出を決めた。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選