FW7松本翔琉は1G2Aの活躍で勝利に貢献

 試合後、白尾秀人監督と共にベンチで見守った苫田玲央コーチは「チーム全員で80分戦い抜けた。選手、スタッフ、マネージャー、チームひとつになって最後まで粘り強く、ゼロにこだわりながら複数得点できた」と試合を総括。

 さらに「前回のリーグ戦では失点をしてしまったので、今日はゼロで行こうと統一して、複数得点を取りに行こうと試合に入りました。うちのストロングでもあるセットプレーから点が生まれたり、ハードワークして粘り強く泥臭くという西高らしさを出せたと思います。スタッフにも選手にも自信になる3-0というスコアでした。選手に非常に感謝しています」と続けた。

 試合を通し、守備面では強度も集中力も高く保ち、攻撃面ではアグレッシブで流動的なスタイルで相手に的を絞らせなかった上田西。支部予選後のリーグ戦ではAC長野パルセイロU-18に大敗を喫したが、県大会で3試合を勝ち抜き、チーム状態も上向きだ。

 「昨年度は準決勝で敗れて悔しい思いをしているので、なんとか次を勝って決勝戦で新しい景色をみんなで見れるように、準備できる日数も少ないですが、良い準備をしてしっかり備えたいと思います」(苫田コーチ)

 次戦の相手は難敵・松本国際。2012年大会以来3度目の優勝を狙うチームの真価が問われる一戦となりそうだ。

(文・写真=会田健司)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選