柳ヶ浦 vs 帝京長岡

 前半の流れは柳ヶ浦で、FW10八尋馳(3年)は「前半は自分たちが思っている以上に戦えていた」と振り返る。帝京長岡にボールを持たれながらもDF5外園優心(3年)を中心に自陣ゴール前で粘り強く対処し、マイボールにすると素早く前線に展開。左のMF13安部響(3年)を中心にサイドから見せ場を作った。6分には左クロスをMF11松浦政宗(3年)が落とし、八尋がシュート。32分にも安部の仕掛けから八尋がゴールを狙ったが、得点にはい至らない。

 後半4分にも左からのサイドチェンジをゴール前に入れて、八尋がシュートを放ったが、DFが落ち着いてブロック。冷静な守備対応を見せた帝京長岡の選手たちについて古沢監督はこう称えた。「選手たちも時間をかけてしっかり戻れば守れるから、共有しようと言っていた。中で感じたことの共有をしっかりできているので、見ていてやられそうなシーンはなかった」。

 後半が進むにつれて帝京長岡のチャンスも増え始める。プレミアリーグを戦う今季は、速い判断を求められる試合が続いてきた。ただ、この日は速い判断をするが故のずれが見られるシーンもあり、「今の残像を残しつつもう一つ手間をかけて、(シュートは)今度でも良いじゃんというイメージで押し込もうと思っていた」(古沢監督)。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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