駒澤大学高等学校 vs 済美

 まず試合を動かしたのは駒澤大学高等学校。29分、右サイドからのクロスをファーサイドで、FW9岩井優太がヘディングで競り勝ち中央への折り返しを、FW11岸本空がゴールに押し込み先制点を獲得。先制された済美だったが34分、PA内で細かくボールを繋ぎサイドに展開。上がってきたDF2垣添光がGKと1対1となったが、これはGK1丸林大慈にセーブされ得点は奪えなかったが、ゴールのにおいを感じさせた。

 1-0で前半を折り返し、試合は後半へ。42分、済美はDFラインから前線に素早くボールを繋ぎ、左サイドのMF8河野椋衣へ展開しクロス。ゴール前でフリーになっていたFW14兵頭陸がゴールネットを揺らし、同点に。「練習でもニアに顔を出してからファーに逃げるとか、工夫していて、どのようにフリーで受けるかやってきた」(兵頭)という納得のゴールを決めて試合は振り出しに。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)