後半に入り、帝京大可児は桐光学園のプレスに慣れてきたのか、リズムよくボールを回わせるようになり、前半とは逆の展開に。5分、帝京大可児はペナルティエリア付近で複数人が関わり、FW10加藤隆成がシュート。9分にも加藤がGKと1対1の場面を作るなど前半にはなかった展開を作り出す。しかし、最初にスコアを動かしたのは桐光学園だった。50分、桐光学園は右CKのチャンスを得ると、FW9丸茂晴翔が直接頭で合わせてセットプレーから先制に成功する。
リードされた帝京大可児はそれでも、後半に握った主導権を渡すことなく、失点後も自分たちのスタイルで攻撃を展開。ゴール前で加藤が前を向いて得点を狙いに行くも、DF4青谷舜を中心に体を張り続ける桐光学園の守備を崩せないまま後半アディショナルタイムへ。そして、アディショナルタイムが6分経過した時だった。
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)