昌平vs福大若葉

 すると昌平は63分、クーリングブレイク明けに投入されたMF本田健晋(3年)が三浦とのパス交換で中央を崩すと、そのまま右足で待望の追加点となる2点目をゲット。そのまま相手に反撃を許さなかった昌平が2-0の完封勝利で3回戦を突破した。

 試合後、昌平の玉田圭司監督は「相手が引いてくる中でやるというのは、1.2回戦ではなかった事で、どうやって攻めればいいのかという迷いもあって、決定的なシーンまで行けなかったんですが、(前半の)クーリングブレイクの時に相手の嫌がることを考えさせて、自分のアイデアも伝えたことが(先制点に)繋がったのかなと思います」と先制点を奪うまでを振り返った。

 相手の堅い守備を崩すまで苦労したと明かした指揮官だが、それを可能にしたどこからでも崩せる引き出しの多さもこのチームの強みだ。そして選手層の厚さで遠かった2点目を奪い、相手の術中にハマることなく攻め切った一戦となった。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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