帝京長岡vs昌平

 勝利した昌平の玉田圭司監督は「めちゃくちゃしんどかったですね。先に2点取れましたけど、帝京長岡さんのプラン変更がすばらしかった。それに対して自分たちが受け身になってしまったので、そうなってしまうとこういう展開になってしまう」と、2点を先行してからの相手の反撃に苦しめられたと振り返った。

 「観ている方は2-1の方が楽しいかもしれないけど、3時間ぐらい経ったように感じた」と2-1で耐えきったことよりも、チャンスで3点目を決め切れなかったことが課題だと話した。

 それでも、いままで培ってきた足元の技術を生かしつつ「ボールをより動かして、その中で(相手が)来たら剥がす。融合っていう部分を玉田さんが監督になってからずっと練習でやってきた」(FW15鄭志錫)。元日本代表FWが監督に就任し、新たに吹き込んだ風が着実にチームを成長させている。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)