市立船橋 vs翔凛

 開始早々から市船がCKやロングスローといったリスタートを糸口に翔凜ゴールを攻め立てた。10分、MF23高山大世(1年)の精度の高いロングフィードをFW9伊丹俊元(3年)がヘッドで合わせ、先制。ここまでの試合運びは“さすが”の一言だった。

 ところが、そのわずか1分後、振り出しに戻される。翔凜のサイドアタッカーであるMF11荒木千晴也(3年)にボックス内深くまで侵入され、ゴール前でフリーになっていたMF7衛藤涼希(3年)に難なく同点ゴールを決められた。

 「自分たちの守備の甘さから生まれた失点でした。しかも先制した直後。私から厳しく指摘してもいいのですが、まずは自分たちで何がよくなかったのか、気づかないといけないですし、こういう状況になったとき、どう修正していくのか。みんなでコミュニケーションをとって、具体的にアクションを起こさないといけない。そこは日ごろからいい続けているところでもあります」(中村コーチ)

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▽第103回全国高校サッカー選手権千葉予選
第103回全国高校サッカー選手権千葉予選