長崎はボールを持たれながらもカウンターでの一発を狙うと27分にはDF6野田泰平(3年)のパスを受けた池田が左サイドからシュートまで持ち込み、2点目をマークする。後半3分には右サイドから浅井がゴール前に入れたボールのこぼれ球に宮崎が反応。「しっかり背後を取ってニアに流し込むことができた」と振り返ったように宮崎が冷静に流し込んでリードを3点差まで広げた。

 あとがなくなった札幌は積極的に交代カードを切って反撃を開始。シュートを打ち切れずに終わったが4分にはMF31桑原智琉(1年)が左サイドを切り崩すなど長崎陣内での時間を増やしていく。13分にはMF12川崎幹大(2年)が中盤からくさびを当てると、FW9品田太郎(3年)の落としから、MF8菅谷脩人(3年)がゴールを狙った。

 後半30分に退場者を出してからも札幌が攻め続け、35+1分には相手DFの背後を取ったMF13中村琉生(2年)が決定機を迎えたが、鶴井が足で止めてタイムアップ。「今日はもちろん得点のところもそうですが、守備をゼロで終えたのはかなりの収穫かなと思います」と原田監督が称えるゲーム内容となった。

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▽第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
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