キャプテンの西山は「自分たちは攻撃力を武器にしているので、前半に点が取れなかったのはもどかしかった。それでも1点を決めて波に乗れて自分たちのペースを作れたのは良かった。その中でも冷静にやるべきことはしっかりやるというのはゲームの中でもみんなに徹底しました」と試合を振り返った。2次予選に向けては「まずは良い準備をして、来週勝って2次へ行って…『2次で戦って2次で勝つ』というのを目標としていますので全員で気合を入れてやっていきたいと思います」と意気込んだ。また、2得点をあげた平野は「もう少し出来たのかなと思います。自分としてもハットトリックという大きな仕事をしたいと思いましたが、周りも決めてくれたので、とにかくチームを盛り上げる自分の仕事が出来たことは良かったと思います」と物足りなさは残るものの最低限の仕事はできたと自身を評価。さらに次戦に向けては「2次へ行くのは自分たちの目標であり通過点なので『絶対に行くんだ』という気持ちで、全力で勝ちに行きたいです」と早くも闘志をたぎらせていた。
一方、1次予選3回戦で散った新栄だったが、キャプテンのMF6羽田晴音を中心に最後まで諦めずにボールを追いかけ、GK1池田健太は好セーブを連発しチームに勇気を与えていた。
(文・写真=西山和広)
▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選