七里ガ浜にとって今回の市立川崎戦は成長を確かめるゲームでもあった。

 「後半、しっかり入ろう!!」

 2-0で迎えたハーフタイム、戸川監督はイレブンたちに強く伝えたが、そこには理由があった。昨年、同じ予選ブロック2回戦で市立川崎と対戦。この時は前半1‐0で優勢に立っていたにもかかわらず、後半開始すぐ同点に追いつかれた。試合は1‐1のままPK戦までもつれこんだものの、なんとか勝ちきった。それだけに今回、後半すぐの3点目はゲームを落ち着かせる貴重なゴールとなった。

 戸川監督は「あとは追加点を取らなければならない試合の流れでしたが、そこはチームとしての課題です。一方、しっかりゼロで終えられたことも大きなかったです」と反省と手ごたえを語った。

【次のページ】 3回戦 市立川崎 vs 七里ガ浜(4)

▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選