決勝ゴールを決めたMF11岩内類(写真=K,Nishiyama)

 対する市立桜丘は18分に自陣でのパスカットからMF7深田泰斗がカウンターを仕掛けるが、日大藤沢のDF陣に素早く寄せられ形を作らせてもらえない。このまま互いにスコアレスで前半を折り返すと思われた40分、MF10布施克真の左サイドからのCKを「自分にとってセットプレーは武器。気持ちを強く持って入った」DF3岩坪瑛太がニアで逸らすとボールはそのままゴールに吸い込まれ日大藤沢がようやく先制点をあげる。

 1点を追う市立桜丘はハーフタイムに「後半の入り15分を集中して、ボールを奪ったら怖がらずに向かっていこう」(岡本監督)と鼓舞され笑顔で後半のピッチに登場。46分にはMF6北浦悠月、48分には宮澤と先取点を取ってリズムの良くなった日大藤沢攻撃陣の波状攻撃に食らいついていく。しかし、岡本監督がひとつの区切りとしていた55分、DFの裏に抜け出した宮澤のラストパスを伊東に流し込まれ追加点を許すと直後の57分には左サイドを崩した布施の折り返しをMF11岩内類に決められその差は3点に。

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▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選