試合は序盤から激しく相手にプレスをかける光明相模原のペースで進む。MF10岡崎龍磨を中心にダイナミックな試合運びで鎌倉ゴールを襲う。6、17分と岡崎が遠目の位置から迷いのないシュートを浴びせると21分には中盤でボールを奪った岡崎の高速パスを巧みなトラップからFW9山崎想楽がシュートを放つがこれは僅かにポストの脇をすり抜け得点ならず。さらに28分にはMF8佐藤涼汰がカットインから放ったシュートをGKが弾くが、すぐさまクリアされてしまう。結局、前半を優位に進めた光明相模原だったが、ゴールをこじ開けられず勝負は後半へ持ち越される。

 ところが後半に入ると44分、中盤でパスを奪ったFW10小島和也の強烈なシュートがポストを弾くとこれが合図となったように流れが鎌倉に傾き始める。前半のハードワークで運動量が落ち始めた光明相模原に対し、鎌倉がボールを持つ時間が増えると18分には後方から繋いだパスから、さらに21分には右サイドから繋いで最後はいずれも小島のシュートに繋がるが、光明相模原GK12大久保陸翔の攻守もあってゴールを生むことはできない。

 その後も前後半とアップダウンの激しい戦いに双方、交代メンバーを加えて臨むものの試合は膠着、10分ハーフの延長戦でも勝負はつかずPK戦へ。

【次のページ】 2次予選2回戦 鎌倉 vs 光明相模原(3)

▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選