桐光学園 vs 三浦学苑(写真=K,Nishiyama)

 セカンドボールの回収に梃子摺り、後手に回る桐光学園は52分、「相手のツートップが使ってきたサイドのスペースの受け渡しがスムーズじゃなかったので、ちょっとスペースを埋めに行った」(鈴木監督)伊藤に替えてDF12笠羽健太を投入、するとこれがハマり、ボールが繋がり出すと追加点こそ奪えなかったものの、三浦学苑の攻撃をシャットアウト。結局、虎の子の1点を守り切った桐光学園が、苦しみながらも準決勝進出を決めた。

 試合後、キャプテンのDF2杉野太一は「まずトーナメントとうことで、また1個ラウンドを上がれたのは、今日の収穫かなと思います。4バック全員でコミュニケーションをとって、連携してゼロで抑えるのは自分たちの自信にもなってるので、そこは良かったです」とホッとした表情で話した。

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▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
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