日大藤沢イレブン(写真=K,Nishiyama)

 結局、80分を終えても互いにゴールを奪えず、延長戦に突入。しかし、ここでも勝負はつかず、決着はPK戦に持ち込まれた。先攻の東海大相模は1人目の沖本がGK小久保亮太に止められ、嫌なムードでスタートするが、GK1松坂亮が日大藤沢の1人目のMF7宮澤朋哉を止め返すと続く2人目のMF10布施克真もストップ。3、4人目は双方とも決め、迎えた5人目の佐藤が落ち着いてゴールに沈め、4-2でPK戦を制し、東海大相模が日大藤沢を下し、初の決勝へと駒を進めた。

 試合後、有馬監督は「今年は(全国を)狙えるチームです。自分も高校時代に選手権3回出て本当に良さがわかるんで、選手に絶対味わってもらいたい。うちのコーチたちもみんな若いので、経験するといざ実際自分がってなった時に、より良い経験で選手に伝えられるんじゃないかな」とコメント。続けて「選手権は僕の中で期末試験と考えています。中間試験のインターハイで勝っても期末で点数が取れないなってずっと思っていたので、ここは絶対ものにしないと、何としても一回で答えを出さないと」と決勝へ向けて決意を述べた。

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▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選