拓大一高FW11大木瞭

 自身、「ドリブルが大好きです」と明かしたように、とにかく前へ前へ仕掛ける生粋のドリブラー。後半13分のゴールシーンはまさにその通りだが、それだけでない。後半27分、味方のシュートのこぼれ球を逃さず、詰めたところは抜け目なく、疲れ知らずに動き回る。

 4-4-2の2トップで起用されたFW11大木は「(試合前に)雨が降っていたので、前に蹴る試合になると予想していました。前に蹴ったときに、しっかり追って、もうひとりのトップの選手がこぼれ球を拾って、自分で仕掛けられるよう意識しました。自分が前に仕掛けることで、チームの特長が生まれますし、たとえ自分が前にいけなくても、周りの選手がこぼれ球を拾ってくれるので、チームで前進できます」と自身の役割を語った。

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▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選