ハットトリックを決めた田中孝幸

 前半12分、ボランチ齊藤巧真(3年)の蹴った左CKを主将のボランチ林大智(3年)がファーポストから頭で折り返し、最後は左SB田中孝幸(3年)がヘディングシュートを決めて先制。ゴールラッシュの口火を切った。

 田中は1-1の同点にされていた29分、左CKのボールを頭で合わせて2点目。これが決勝点となり、アディショナルタイムに今度は右CKからまたもやヘッドで押し込み、前半でハットトリックを完成させた。齊藤のキックをCB海野倖貴(3年)が、ニアポストから頭で後方につないだボールを押し込んだ。

 後半から左の2列目に上がって攻守に活躍した田中は、「自分はストライカーというわけではありませんが、嗅覚というか感覚というのか、何だかよく決まりますね。1回戦でもヘディングで1点取りました」と背番号9らしい働きぶりに笑顔が絶えなかった。

 このほか前半は30分に右SB金子優希、31分にトップ下の江草郁実(ともに3年)がゴールを挙げ、前半で5得点した。

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▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選