2年生が8人先発した桜美林はFW一本鎗駿佑(2年)が、何度も相手ゴール前に顔を出しシュートチャンスをうかがったが、なかなか決定機を築けなかった。

 そんな戦況下の26分、ボランチの杉浦巧真(2年)が左22メートルからのFKを直接狙い、右ポストに当たったこぼれ球を主将のCB今井貴琥(3年)が蹴り込んで1点を返した。しかし反撃もここまでで、武蔵に敗れた昨年と同じく1次トーナメント決勝で敗退した。

 チームに携わって20年目を迎えた青山学院・坂本圭哉監督は、「去年のメンバーが5人残っているので、今年はワンランク上の戦いを目指してきました。特にここ数カ月は得点力アップを狙い、攻めの強化に力を注ぎました」と説明する。マイボールを大切に扱い、スピードや技術など個性を生かしたやり方でゴールを狙うのが特長だ。

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▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選