都立保谷 vs 都立多摩科学技術

 後半に入った13分、相手のオウンゴールで3点目。攻撃の手を緩めない保谷は後半29分、MF11高橋凱(3年)がミドルシュートを叩きこむと32分、FW21田中がこの試合2点目。37分には、MF7徳田茉浩(3年)の左サイドからクロスにDF13金親昊(3年)が押し込み、6得点を挙げ決着した。

 保谷の4-4-2の2トップFW21田中(2年)、FW22森久保(1年)は6点中3点を挙げたが、ゴールだけが役割ではない。前線からプレスをかけ、押し出して生まれたスペースを中盤の4人が縦横無尽に動き回る、その一助となった。試合を見る限り、慣れた感じではあったが、実は今回、初めて組んだとのこと。大山将俉監督によれば、起用したかった選手がケガによる欠場のため、急遽、起用した、いわば急造コンビ。「前半はチグハグしていました」と大山監督が指摘したように「うまくいかなかった」と感じた2人はハーフタイムで互いの距離感について意見交換を行い、修正、改善。後半の追加点につながるプレーを見せた。

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▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選