1-1のまま後半を終え、迎えた延長前半2分に東海大菅生は、ついに逆転に成功する。左サイドでMF麻生がカットインから右足を振り抜き、ネットを揺らした。

 しかし、最後まで諦めない城北は最終盤に意地を見せる。ラストワンプレーで執念の同点弾をねじ込んだのだ。

 東海大菅生は土壇場で同点に追いつかれたが、PK戦ではキッカー全員が成功し、GK1永松虎桜(3年)が相手のシュートを1本セーブして8-7で勝利。プライドを見せつけ、2回戦進出を決めた。

(文・写真=志水麗鑑)

▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選