帝京 vs 東京実業
一矢報いたい東京実業は後半25分、ペナルティエリア付近でFKのチャンス。これをDF4田中玲音(3年)が左隅に決め、1点を返したが及ばず。帝京が2-1で制した。
失点は技ありFKだったが、帝京は80分間、ほぼパーフェクトな試合運びをした。高く頑丈に保ったハイライン。その担保となる執拗なプレスで相手にボールを渡さず、持たせず、前を向かせず、ほぼなにもさせなかった。これは数字にも表れている。東京実業のシュートはゴールとなった直接FK、この1本だけ。さらにCKはゼロに抑えた。
特にMF6近江、MF8砂押のボランチコンビが躍動。東京実業の攻撃の芽を潰し続け、MF8 砂押からの配球が攻撃の合図となった。
「攻撃しながら守備のことを考えてプレーしました。(準決勝までの)2週間の準備のなか分析を踏まえ、相手にロングスローをさせないように、またCKを与えないように意識しました」(MF8砂押)と狙い通りの展開となった。
▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選