「相手のことや、何年ぶりなど意識せず、まずはサッカーを楽しむ、勝ちたい気持ちをピッチにぶつけられました」((MF8砂押大翔・3年)
「ひとつの試合に勝ちたい、その気持ちの強さが結果につながりました」(GK1大橋藍・3年)
「過去、何回出場など気にせず、自分たちのことをやってきました」(FW10森田)

 宿敵。そして重圧。この2つの壁を乗り越え、帝京は晴れて全国出場への切符をつかんだ。

「長い時間かけて作り上げたものは間違っていなかった。その結果の証明」と藤倉監督。2015年から帝京高校サッカー部の監督として指導し、今年2月から順天堂大学男子蹴球部で指揮を執る日比威監督の功績に触れた。「日比監督からのバトンを落とさなくてよかった」と安どの表情が印象的だった。

(文・写真=佐藤亮太)

▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選