福大若葉 vs 東福岡(写真=中倉一志)
対する福大若葉は奥井星宇(2年)が最終ラインの中央に入る5-3-3の布陣。マイボール時には奥井が一つ前に上がった4-4-2の型から攻撃を組み立てるのが狙いだ。しかし、東福岡の圧力の前に、ただ構えるだけで前へ出て行くことができないままに時間が過ぎていく。
そして東福岡の追加点は34分。決めたのは起点にもなったのは児玉。左サイドへ展開すると、そのままゴール前へ。神渡寿一(3年)の折り返しを塩崎が落としたところを左足で流し込む。そしてここから東福岡のゴールラッシュが始まった。
3点目は後半開始直後の43分。神渡が中央をスルスルとドリブルで運んで裏へ抜ける塩崎にスルーパス。これを塩崎がダイレクトで振り抜く。これで事実上の勝負は決まったかに思われたが東福岡は攻撃の手を緩めない。その2分後には伊波樹生(3年)が中央で粘って落としたところに神渡。さらに78、79分と交代出場の稗田幹男(3年)が立て続けに決めて6-0。ただの一度もピンチを迎えることなく決勝進出を決めた。
▽第103回全国高校サッカー選手権福岡予選
第103回全国高校サッカー選手権福岡予選