東京学館新潟は前半から長谷川(写真)が中心の速攻が奏功したが、追加点を奪えなかった
一方、想定外だった早い先制点に東京学館新潟の選手たちは気持ちが沸き立ち、それまでうまくかわしていた相手の圧力をまともに受けて立ってしまった。「もう少し我々が…」と、小林健太朗監督はベンチワークを悔やんだ。
日本文理は11月2日の準決勝で、昨年大会の準々決勝でアディショナルタイムに決勝点を奪われて敗れた相手、開志学園JSCと戦う。この日の試合で両チームが見せたように、準決勝もセットプレーの出来が鍵を握りそうだ。相手には今大会注目のストライカー阿部日夏太がいる。阿部には昨年先制点を決められている。「昨年ああいう形で負けたんで、今年こそはという気持ちはもちろんあります。難しい試合になることは分かっている。その中で自分たちに何ができるのかを、練習から突き詰めていきたい」(赤阪)
(文・写真=いのうえ・しんじゅ)
▽第103回全国高校サッカー選手権新潟予選
第103回全国高校サッカー選手権新潟予選