後半は相手のマンマークに手を焼き、思うように攻撃を組み立てられず、攻めあぐねる時間が続いた。すると、50分に1点を返され、一進一退の攻防が続く。それでも日本はGK中村圭佑(東京V)と投入した直後の66分に横山の左クロスに廣井が合わせ、再びリードを広げた。78分にGK中村が前に出たところをループシュートでネットを揺らされたが、86分に平賀が廣井のお膳立てから加点。後半は思い通りのゲーム運びをできなかったものの、7-2で勝利して大会前最後のゲームを勝利で飾った。

 日本は25日にトルクメニスタン、27日にミャンマー、29日にホスト国のキルギスと対戦する。「怪我人が出ずにこの試合が終われて、ある程度はコンディションを合わせてゲームができた」と船越優蔵監督も出発前ラストマッチに手応えを明かし、予選を前に選手たちの状況を確認できた点を評価した。U-19日本代表は明日21日にキルギスに出発し、初戦に向けてトレーニングを進めていく。

 (文・写真=松尾祐希)