MF伊藤成康(阪南大高)

 前日はBチームの大勝となったが、2日目は拮抗した展開が続く。まずはBチームが攻め込み、4分には左に開いた伊藤のパスから、樺山がゴールを狙ったが、寺島がストップ。12分にはAチームが見せ場を作り、右CKのこぼれ球を上げ直し、芋縄が頭で合わせたが、岩瀬がブロック。この流れから高い位置でインターセプトした空久保がフリーでシュートを放ったが、再び岩瀬に阻まれた。

 2本目も拮抗した展開が続き、3分には芋縄の左クロスを空久保が頭で合わせてAチームがゴール。10分にはピッチに入りなおしたばかりの伊藤が相手DFのミスを奪って、同点弾を流し込んだ。「(選手権の)東福岡戦は試合を通して何もできなかった。フィジカルや守備の部分で、自分の良さが出せなかったので、課題をどう克服するか意識した。キャンプの初めはみんな上手くてあまり守備ができなかったのですが、今日は球際で勝てる部分もあって成長できたかなと思う」と話すのは岡田で、前日とは打って変わり、球際での攻防が増え、ゲーム強度が上がっていたのが印象的だった。

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