攻守のバランスを取る主将の大竹も「なかなか点が取れずにジリジリしましたが、相手の速攻などに注意しながら辛抱強く守っていました。次も最後まで集中して戦い、1次予選を突破したい」と意気込んだ。

 就任5年目の木村監督は、2年目に決勝トーナメント進出を果たしたが、3大会で1次予選敗退を喫している。「春日部は東部で力のあるチームなので、チャレンジャーとして思い切りやりたい。でも1次予選突破だけが目標ではない。決勝トーナメントではひとつでも多く勝ち、選手に自信を植え付けたい」とまずは代表決定戦、さらにその向こうにある決勝トーナメントに思いをはせた。      

(文・写真=河野正) 

▽第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選