大宮東イレブン

 その後も大宮東はMF9吉田麗亜瑠(3年)、MF26青井昊輝(2年)が俊足を活かして攻撃を展開していくも、大宮北の粘り強い守備にてこずり、追加点を奪えない。一方、ここまで押され気味だった大宮北は、24分にFW10荻原陽大(3年)がPA内にドリブルで進入し倒されてPK獲得かと思われたが、これはノーファールの判定に。29分には荻原のパスからFW14児玉昌汰(3年)が左足でシュート。これは惜しくも相手GKに阻まれるも、決定機を演出していき前半を折り返す。

 後半に入ると大宮東はMF10吉村賢汰(3年)を投入。すると47分、その吉村が味方とワンツーで大宮北最終ラインを突破し、右足一閃。ボールはゴールポストに弾かれるも、先制ゴールを決めた松本が詰めて追加点を獲得。以降もボールを横に動かしたりなどし、ゲームを支配した大宮東が選手交代をうまく使いながら安定した試合運びを展開。大宮東がそのまま2-0で勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。

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▽第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選