大宮東 vs 大宮北

 試合後にまずは「朝から彼らがグラウンドを整備してくれたおかげで試合ができた」とメンバー外の1年生と2年生の選手たちに感謝の意を示した大宮東の森田克也監督。「(ピッチコンディションが悪いため)セカンドボールやサードボールをいかに押し込めるかが勝負の鍵でした。前半は悪いピッチコンディションの状況で戦いながら、後半にピッチコンディションの回復を見越して選手選考をした」と、この日のゲームプランを明かした。

 続けて「新体制になって"稲妻をもう一度全国へ"をキャッチフレーズに掲げ、もう一回トップを狙う熱量でやっています。(埼玉には)良い私立の学校がたくさんあるんですけど、臆せずチャレンジしていきたい」と選手権への意気込みを語った指揮官。「一人の力でどうにかなるわけではない。たくさんのOBの方々による縦の繋がりと、選手たちの横の繋がりを大切にしながら色々な人の力を借りて、この稲妻を全国に連れて行きたい」と述べた。

 全国高校サッカー選手権大会出場5回を誇り、最高戦績はベスト8の稲妻イレブン・大宮東。再び全国に稲妻を轟かせる瞬間を多くのOB・関係者が待ち望んでいる。

(文・写真=古部亮) 

▽第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選