山梨学院高等学校vs 東海大甲府

 しかし、エンドが変わった47分、GKからのフィードボールの流れから水越がペナルティエリア内へ縦パスを入れると、走り込んだMF10勝見周也が落ち着いて枠に収め、試合を振り出しに戻す。

 これに対し、山梨学院も前線の選手を入れ替え、攻撃の活性化を図ると68分、「いつも練習してるので、ここに来るだろうと思って思いっきり飛んだらボールが来た」と途中出場の小河原が振り返る通り、右サイドのDF2鈴木琉斗からの折り返しをヘディングで合わせ、勝ち越しに成功。

 再びリードを許してしまった東海大甲府だったが、73分にはCKからDF4千野耀羅が頭で合わせるがクロスバーに阻まれ追いつくことはできない。その後も怒涛の攻撃を仕掛けるものの、山梨学院も最後まで集中を切らさず守り切り、2-1で勝利を収め全国への挑戦権を手に入れた。

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▽第103回全国高校サッカー選手権山梨予選
第103回全国高校サッカー選手権山梨予選